2019年07月23日

段差から…

バリアフリーという概念が出てきてしばらくたちます。
お客様の中にも気にする方、多いです。

否定するわけではありませんが、すべて段差無しはどうなんでしょう?

ある介護施設ではあえて段差有の環境にしたところがあります。
本人の環境への注意度を高める事で脳の活性化を促し、本人の考える力を養う。
認知症への対応の一つでしょう。
適度のストレスは必要という事ですね。
人は自力で工夫することを覚え、記憶力も鍛えられる。
それ、わかる気がします。

おんぶにだっこの環境は、人を弱くするような…
父を見ていても、グループホームに入った事で認知症が進んだ気がします。

自分が考えるバリアフリーは視覚や聴覚などの障害への機能補助的サポート。
段差があるから気を付けてと、声をかけられる心配りのサポート。
かなぁ。

先日観たドギュメンタリー<ぼけますから宜しくお願いします>。
6月に映画館で見逃し、がっかりしていたのですがテレビで放送だったので、さっそく見ました。

やはり、身につまされる内容でした。
出演者が自分の両親に重なり、顔まで同じに見えてきました。
しかも監督が娘さんなのですが、私と同じ名前 ふらふら
年を取るという現実が身に沁みます。

当然この家はバリアフリーではないし、寝床も和式。通常ならリフォームが必要な環境です。
それでも95になる父親は痴呆になった妻の面倒を見ながら不自由なく生活をしています。
長年住んでいるから、環境が体に染みついたのでしょう。

自分の経験でも、良かれと思って楽にさせてあげたことが全然役に立ってなく、
歯がゆい思いをしたこともしばしば。
当人たちにとっては楽になるより、今までの方に慣れているので自分なりに工夫して暮らしているのですね。

お片付けもそうでした。散らかっているのを片付けると良く叱られました。
散らかっていようともどこに何があるか把握しているので、片づけられるとわからなくなると。

インテリアを生業にしている娘としては、とても辛かったふらふら















タグ:介護
posted by earlgray at 11:57 | TrackBack(0) | インテリア考