2018年10月25日

マンションという名の公団住宅

私の知る範囲では、という枕が付きますが
最近のマンションは、昭和から考えると格段の差。
モデルルームひとつとってもお金の掛け方が違います。
設備や内装材も良くなっているからインテリアも立派。

でもよーく考えると、未だに公団住宅。
公団が悪いと言っているのではなく、見かけ立派なモデルで高級住宅風に見せているのが嫌ちっ(怒った顔)

理由は間取り。
スペシャルな住戸は別として、一番多い中住戸と言われる部屋の間取りは
殆どの場合玄関廊下を中心に両サイドに居室、そして南面2室という間取り。
なんか芸がない。
階ごとの共通性は必要でしょうが、中住戸という括りをやめてもっとバリエーションのある設計が出来ないのかしら?

例えば玄関の貧弱さ。すぐ廊下につながるので部屋として成立していない。
玄関も部屋と考えれば、ある意味風除室の体を成すので外部の風も防げるし、何より居室に落ち着きがでます。玄関からすべてが見えるという事に抵抗がないのでしょうか?

居室も南面2室と3室を混在させてもいいと思うのですが、殆ど2室。
だから細長い間取りになる。住戸の数をとる事に中心を置いている。

結局効率だけを考えて、住む人の立場になっていません。
ファッションでいえばこのサイズに合わせた体になりなさい、と言っているような物。

マンション販売には波があって、売れる時期と売れない時期が交互に繰り返しているのを見てきました。
当地の近々でいえば、震災前は売れないで困っていた時期。
震災後需要が増え、一時は中古でさえ売れていたけど、最近の新築は余剰で売れていません。

結局は棟内モデルを作り、最後にはモデル家具付きなどで販売を始める…
その繰り返しを見てきた身としては、他に考えることあるだろうと思うのですが。

長くマンションに携わってきた立場から言えば、最近のマンションモデルは
豪華さだけを売りにして、住まう意味をパーティ感覚にしています。
なんだかなぁ…です。
だいたいそのような部屋を購入しても、殆どの人の部屋はモデルルームのような生活とは無縁。
残念マークがあちこちにつきます。
まぁ、購入に手いっぱいでインテリアに掛ける予算もないのと、暮らしの美意識が低いせい?

自分が購入時はまず場所と間取り。(もちろん価格も)
ファミリー層が多い郊外は将来の価値がないので中心部。
(とはいえ街中過ぎるとうるさいので程々の場所に)
2室縦長間取りは嫌なので、南面3室。
(結局南面3室を手に入れ、入居前の改装で南面2室にしましたけど)
住戸数が多いと管理組合も大変なので住戸が少ない事
(少ないために管理費が上がるデメリットもあるのは覚悟)

まぁその他にもいろいろ検討した条件はあるのですが、モデルルームは1回も見ずに購入しました。
仕事柄、想像がつくし最初からリフォームを考えていたからです。
内装も基準とは変えています。
(マンションに多い量産クロスは強度が低いし、色も無難な白が中心なのでパス)

そんなこんなも長年培われた経験と知識があればこそ。
売る主には嫌がられますが、マンションを購入する方に的確なアドバイスをする
機会や方法があれば、合った物件探しをお手伝いできるのに…
残念です。




posted by earlgray at 11:07 | TrackBack(0) | インテリア考
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/184750913
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック